環境

企業活動や製品のライフサイクル全体にわたって、環境負荷の低減を目指します。

パラマウントベッドグループは、地球と調和した持続可能な社会を構築するため、企業活動や製品のライフサイクル全体にわたって、環境負荷の低減を目指します。

TCFDの提言に沿った情報開示

当社グループは、ESG経営推進のための重点課題(マテリアリティ)のひとつとして「5.環境に配慮した事業活動」を掲げており、地球と調和した持続可能な社会を構築するため、企業活動や製品のライフサイクル全体にわたって環境負荷の低減を目指しております。
そのため、気候変動への対応は社会全体が直面する課題であり、当社にとっても中長期的な課題と捉え、気候変動に係るリスク及び機会が当社グループの事業活動や収益等に与える影響について、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に沿って整理をしております。

TCFDの提言に沿った情報開示

製品ライフサイクルを通じて

製品については、製品のライフサイクル全体を通した環境負荷低減を目指しています。
製品納入時に使用する運搬治具のリユースや、組立部品等の通い箱の活用、梱包材の簡素化、産業廃棄物広域認定制度(2012年4月認定 認定番号第217号)のスキームによる当社使用済み製品のリサイクルなど、資源の有効活用に努めております。
また、EU(欧州連合)が施行した有害物質規制であるRoHS指令対応やCEマーク取得の推進を目指し取り組んでいます。

広域認定制度を活用した再資源化の取り組み

生産プロセスを通じて

パラマウントベッドは、製造者として地球環境にやさしいモノづくりに注力しています。千葉工場の一貫生産ラインでは、溶剤系塗料の全面廃止による揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compounds)対応、塗装の薬剤変更による産業廃棄物6割減、塗装設備の消費電力3割減を実現しております(パラマウントベッド従来比)。また、生産本部では、「工場省エネ事務局」を置き、省エネ活動に対して、積極的な取り組みを進めています。今後も 生産技術のさらなる向上と地球環境へのさらなる配慮の両立を目指していきます。

その他の事業活動を通じて

植樹活動につながる社会貢献型ポイントプログラム「眠りのポイント」

「眠りのポイント」は「あなたの眠りが森になる」と題し、睡眠状況を把握できる電動ベッド「Active Sleep BED」用スマートフォンアプリにおけるアンケート回答や睡眠スコアの状況に応じてカウントされ、獲得したポイントが実際の植樹活動につながる社会貢献型のポイントプログラムです。このプログラムにより、2021年9月にはインドンシアのマングローブ等の苗木植樹育成に活用される公益財団法人国土緑化推進機構「緑の募金」へ100万円(マングローブ植樹約5,800本相当)を寄付いたしました。また、2022年3月には約20ヘクタール・5万本規模のマングローブ林「PBマングローブの森」をインドネシアのヌサ・テンガラ州に設置することを決定しました。このマングローブ林を継続的に育てることで最大約2.5万トンの二酸化炭素を吸収貯蓄できる見込みです。

特設サイト「あなたの眠りが森になります」


レンタル商品向け梱包用袋の原材料に植物由来原料含有の「バイオマスプラスチック」を採用

レンタル卸事業を行うパラマウントケアサービスでは、レンタル商品向け梱包用袋の原材料に再生可能なバイオマス資源(トウモロコシやサトウキビの澱粉等)を原料に生成されたプラスチック素材であるバイオマスプラスチックを採用しています。石油資源の節約はもちろんのこと、二酸化炭素(CO2)の排出量削減につながっています。CO2削減量はバイオマスプラスチック採用以前に比べて年間約100トンと見込んでいます。


省エネ活動の推進

パラマウントベッドグループの各事業所では、休憩時間の消灯、コピー紙の裏紙利用、クールビズ・ウォームビズ、機密文書の処理サービスを利用した不要紙の再生紙材料への転用など、さまざまな方法で省エネ活動を推進しています。

用紙ロスの少ないカタログ制作

パラマウントベッドの製品カタログは、印刷・調達を通じて用紙の無駄を無くす方法を採用しています。この方法は、世界中から寄せられた50以上の事例の中から、環境面で革新的かつ卓越した実績を達成した取り組みとして、ハイデルベルグ・エコ・プリンティングアワード2008「革新的ソリューション部門」大賞を受賞いたしました。